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京王線中河原駅から徒歩3分。 ラーメン屋さんの横の階段をあがった二階にある、小さなカフェレストラン。 大人から子供まで楽しめる、電車の走るカフェの公式ブログです。 ただいま諸事情により公式ホームページの更新が止まり、ご迷惑をおかけしております。営業等の店舗情報は、公式ブログにて発信しております。 またhttp://coffeetb.izakamakura.com/l1b.htmより、レンタル車両のご予約も承ります。 よろしくお願いいたします。
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では、数学がどのように役に立っているのか?

確かに日常生活での出番はほとんどといってもないかもしれない。
依然勤めていた会社の仕事では、レンズの度数と矯正効果を算出するのに、三角関数を
使った。会社に入ってはじめてみたらいやになってしまうくらい難しい範疇だ。

鉄道模型の分野でもさまざまな定理や法則を応用して、寸法だしや造形を行った。

どちらも専門知識で、日常には関係ないだろうという突込みをもらいそうだ。

専門知識以外の部分ではどうか?日常業務の中でレジうちや金銭の授受を伴う仕事
をしている人も多いのではないだろうか?私もそうだった。

お客様との商談を終えて、金額を伝える。たとえば消費税込みで52500円という商品を
販売したとする。仮にお客様から値切られたとすると、この金額であれば「それでは端数を
きりましょう。消費税込みで50000円ちょうどでやらせていただきます。」という営業マンも
多いはず。

いざ現金を預かってレジ打ちすると「税抜き金額」→「小計ボタン」(ここで消費税が加算されて
金額の表示が変わる)→「現預」ボタンという操作をすることが多いだろう。

こんな経験はないだろうか?税込み50000円ちょうどにしたら、消費税が5%だったころなら、
電卓たたいた金額では49999円(税込み)、1円足した金額でレジ打ちしたら税込み50001円
となり、どうしても50000円ちょうどにできない。せっかく苦労して商談したのに、お金を預かって
レジまで行って打ち込んだら約束の金額どおりにはできないのだ。私は22年間の営業マン人生
のなかで、最初の数年間はこれに悩まされた。

なんとか事前にその金額なら誤差が出ないということを知ることができないか・・・

と考えたのである。その結果、こんな法則があることに気がついた。

消費税5%ということにとらわれない、税込みちょうどにできるかどうかを事前に知ることがで
きる便利な計算だ。

定理
最初に、100を税率で割った商と、その商+1の和を用意する。
約束した販売価格から「商」を引き去る。そして出てきた数字を「和」で割る。
その結果、少数点以下の端数が発生せず、見事に割り切れればその金額ではレジ打ちできない
のだ。

販売代金を税込み50000円、消費税は5%として計算してみよう。
100÷5は20となるから、商は20で和が21だ。

50000-20=49980 49980÷21=2380 見事に割り切れた。つまり税込み50000円
ちょうどになる「本体価格」は存在しないのだ。

50000÷1.05=47619.0476・・・となる。
つまり47619円+消費税で50000ちょうどになるはずなのだが、1.05を乗じても49999円
にしかならない。かといって47620+税で計算すると50001円となる。

つまり消費税5%時代には雑収入か雑支出という形で1円の誤差を処理しない限り、税込みで
50000円ぴったりというのはちょっとできない相談であったのだ。

それが事前にわかるのが上記の定理なのだ。

ちなみに8%の今では12.5と13.5という数字を用意して事前に計算しておけば、1円誤差の発生
を事前にお客様に知らせることができるというもの。

名づけて「店長の定理」だ。

皆さんも暇なときには電卓をたたいて確かめて見てほしい。この定理は本物だ。

・・・数学の定理や公式などは、こうした身近なところから生まれてくるものなのである。
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