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京王線中河原駅から徒歩3分。 ラーメン屋さんの横の階段をあがった二階にある、小さなカフェレストラン。 大人から子供まで楽しめる、電車の走るカフェの公式ブログです。 ただいま諸事情により公式ホームページの更新が止まり、ご迷惑をおかけしております。営業等の店舗情報は、公式ブログにて発信しております。 またhttp://coffeetb.izakamakura.com/l1b.htmより、レンタル車両のご予約も承ります。 よろしくお願いいたします。
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当店の最大の売りであるジオラマ。
一見すると二台のレイアウトが重なっているだけのように見えますが
実は上下は「同じ町」。それも鏡写しになった状態で50年以上の
時間軸のずれを持っている・・・というのはあまり知られていないん
です。今日は当店のジオラマの中を流れる時の流れを、一つのお店を
通じてご紹介します。

その名は「渡邊酒店」。
創業は昭和15年と比較的歴史が浅いが、その後すぐに勃発した太平
洋戦争による徴兵で実質開店休業状態に追い込まれる。創業者の渡邊
東吉郎も帝国海軍からの徴兵に応じ、重巡洋艦「鈴谷」に乗り込んで
ミンダナオ島殴り込み作戦などに参加。砲術員として活躍した。その
後、復員して企業を再建。同じ巡洋艦に乗り込んでいた艦長が防府で
開いた塩田から塩を取り寄せるなど、人脈を生かした商売を展開した。
その後も続々と復員してくる兵士や引揚者にむけ酒を醸造しては無料
で配る行為などを繰り返し、官僚たちと衝突することさえあったとい
う。この時の酒は事情聴取された渡邊が「つい出来心で…」と答えた
ことから「清酒できごころ」と名が付き主力商品となった。

その後戦後復興の地価高騰のあおりを受け、工場を移転。駅前に店舗
を構えるがこちらも再開発のため閉店。現在では代変わりを果たし、
新しくなったロータリーのビルの一階でコミュニティストアとして営
業している。主力商品の「できごころ」はやや下火になったものの健
在。合わせて販売されているフード商品のうち3代目の恋人が、地元
群馬県桐生市の星空をイメージして考案したといわれる商品「アンド
ロめだま焼き」が大ブレイク!日商100個以上を売り上げる人気商
品となっている。

  

アンドロめだま焼き・・・ちょっと食べてみたいです。



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